2011年度新人戦 ウインターステージ決勝トーナメント

12月17日冬晴れの空の下、フレッシュマンのチームであるアーセナルは2011年度慶應ラクロス最後の公式戦である新人戦ウインターステージに出場しました。

3日と10日に行われた予選を勝ち残った16チームが集った駒沢補助競技場は冬本番の気温とはうらはらに優勝を目指す熱気に満ちており、Eグループ1位として出場した慶應は初戦でDグループ2位の関東学院・電通・ICUの合同チームと対戦することとなりました。1度負けたら敗退、さらにアーセナルとしての活動が終わりチームが解散してしまうというプレッシャーの中優勝に向けて勢いをつけるべく各選手がそれぞれ集中して試合に臨みました。

11:30vs関東学院・電通・ICU FO

最初のフェイスオフの方向が逆で始まってしまうというハプニングから試合がスタート。相手にボールをキープされてしまうも相手のミスからオフェンスに転じた慶應はファーストシュートを打ち流れを取り戻すと、次のプレーで木島がショットしスコア、先制点を得ました。その後は両者ともミスが続き得点が入らずスコアは1-0のまま5分ほど時間が過ぎていきましたが、セットした状況からAT林の1on1で得点した後はMF伊藤、MF猪野が立て続けにスコアをいれ4-0で前半を折り返しました。

後半は前半の勢いをそのままに開始早々相手のパスミスから前田ー木島と素早くつなぎ慶應の目指していた形での得点。ペースを掴んだ慶應はDF奈良のシュートや積極的なディフェンスからの木島ー前田の連携で得点を重ね試合終了、8対0で完封し準々決勝へとコマを進めました。一日を占う初戦で自分たちのやりたいラクロスができ、また予選での課題であった序盤の流れの悪さを改善できたためとてもいい形で流れに乗ることが出来ました。

試合後は体のケアをしながら勝ち上がったら戦うであろうチームの試合を見て対策を考えるなど次の試合に向けての準備に余念がなく、先週の予選と違い試合の間が3時間ほど空いてしまう中で気持ちを切らさずに次の試合に臨みました。

14:40 vs武蔵 FO

事前のスカウティングなどによりこの試合を一つのキーポイントに位置づけていたため序盤から緊張感がある試合となりましたが、前半1分G田浦のファインセーブをきっかけに猪野からパスを受けた木島が一人で運び相手を抜いてシュートし得点。1-0でリードするもそれ以降は相手に攻め込まれ守る時間が続きました。しかしDF大澤のパスカットでボールを取ると速い展開でオフェンスに転じ石塚のカットインでスコア、待望の追加点を得たところでまたすぐさま速攻かた伊藤の得点でリードを3点に広げました。試合の展開が早くなってきたこの時間帯は相手のハーフフィールドオフェンスで1点を返されるものの次のプレーで守永のカットインで得点します。しかしその後は相手の攻める時間が長く、耐えるもハーフフィールドから失点してしまいまたリードが縮められてしまいました。さらに流れが悪くなってきたところで慶應がファールをして相手にフリーシュートを与えてしまいます。武蔵はこれを確実に決めて4-3となってしまいますが前半終了間際にハーフフィールドオフェンスから伊藤のカットインで得点、相手に行きかけた流れを引き戻してハーフタイムを迎えました。

後半は3分間お互いに得点がない中で武蔵が速攻からのスコアで試合を動かし、ボールの展開が早くなってきたところで林のシュートで慶應も後半初得点、リードを守ります。しかし武蔵のゴール、さらに慶應のオフサイドからのフリーシュートでゴールを許し後半4分を残して同点まで追いつかれてしまいまい、さらに相手の攻撃により危ない場面が続くものの飛び出した木島から伊藤にボールが渡り勝ち越し点を決めました。その後に猪野が2点を追加、試合終了直前にも伊藤のランニングからシュートが決まり10-7で勝ちを収めることができました。

16:40 vs立教 FO

過去アーセナルとして臨んだサマー、フルフィールド大会においてことごとく跳ね返されてきたベスト4の壁。試合を重ねて疲労がたまっていく厳しい状況の中での準決勝が始まりました。相手は強豪を倒し勝ち上がってきた立教大学。1回戦2回戦の試合を見て相手の強さを感じていたため各々が自分のやるべきことを考えて臨んだこの試合。FOは勝ったものの序盤の浮足立った状態を突かれ開始1分で先制されてしまいました。失点後慶應ボールのリスタートから素早い切り替えでキャプテン猪野がシュートを入れるも直前にオフィシャルタイムアウトを取られていたためスコアは認められず幻のゴールに。決勝トーナメントにおいて初めて追う展開となった慶應は悪い流れを断ち切ることができずオフサイドの反則から相手にフリーシュートを与えてしまいます。しかしG田浦が相手のシュートをファインセーブ、このピンチ凌ぎ逆にベンチは反撃ムードに。チェイスからの速攻で猪野がスコアを決めまずは同点に追いつき流れに乗った慶應はクリースへのパスからシュートという得意なパターンでの得点で勝ち越し、さらに次のオフェンスで相手のファールからフリーシュートをもらいます。これを木島が確実に決めリードを2点とするとDFから積極的にプレッシャーをかけて敵陣でボールを奪いすぐさま得点。4-1で試合を折り返しました。後半も慶應ペースで進み伊藤がゴールを決めますが相手にひとりで運ばれ1点を返されてしまいます。また相手ファールによるフリーシュートを決めることが出来ずいやな展開の中で相手のシュートはポストに当たって外れ逆に慶應のチャンスとなり木島がスコア。運も味方するとその後はG田浦がセーブし続け相手の勢いを止めるとオフェンスでは2点を重ね試合終了。8-2で勝利しついに決勝の舞台に立てることになりました。

17:30  vs早稲田 FO

日が暮れて気温も下がってきたため長めに体を温めて万全の状態を作ってのグラントイン。初めての決勝戦で初めて行うナイターでの試合、相手はサマー王者早稲田。早慶戦ということで注目され多くの人が応援や観戦をしてくれる中で行えるアーセナル最後の16分間。キャプテン猪野を中心に全員で気持ちを上げると試合開始。FOは高橋譲之進 から石塚のグラボというお決まりの形で始まった試合は決勝戦にふさわしい激しさと緊迫感があり無得点が続きましたが拮抗を破ったのは慶應でした。G田浦のセーブからボールを得た慶應は木島からクリースの前田にパスを入れてスコア、先制。しかし早稲田は流れを手放すことはなく激しいディフェンスと卓越した個人技で対抗しまた長い間両者無得点の時間が続きました。が、ここでも試合を動かしたのは慶應。シュートを立て続けにセーブしていた田浦が危機的なシュートを止めると切り替えて飛び出した木島にパス、これをワンタイミングで守永に出しスコア。練習してきた理想的なゴールで2点目を入れました。これに対し早稲田もすぐさま反撃し1点差に縮めると慶應のファールによりフリーシュートを得ます。しかしこの決定的な場面を田浦がセーブ、リードを守りきり前半を終えました。後半の入りは慶應ペースで相手のパスミスから猪野の速攻で得点3-1とするとさらに猪野が相手ゴーリーのパスをカットし無人のゴールへシュート。が、流れに乗ったと思った矢先にフリーシュートで失点、またもうひとつ失点してしまい1点差に迫られてしまいました。ここから激しい点の取り合いになり3分間で合わせて5点が入り6-6の同点になってしまいますがラスト1分で奈良が得点し勝ち越し。このまま試合が終わり念願の優勝を勝ち取ることができました。

アーセナル結成当初から目標にしていた優勝を最後に達成することができて言葉にできない思いでいっぱいでした。みんなで泣いてみんなで喜べるあの瞬間を味わうためにこれからも練習に励んでいきたいと思います。

最後になりましたがこのような結果を残すことができたのは周りの方々の支えがあったからだと思っています。OB、OGや関係者の方々に深く感謝いたします。

この大会で2011年のシーズンは終わりましたが、2012年体制のチームはすでに始動しています。日本一という目標を達成するため精進していきますのでこれからも慶應ラクロス部への応援よろしくお願いします

 

1年 加藤